卒業発表 「自分を表す漢字・ことば」 4/14

この春卒業したクラスの学生が「自分を表す漢字・ことば」というテーマでスピーチ発表を行いました。
4人目のスピーチです。

「頑張る」 〈アチャリャさん〉
 私が選んだ言葉は頑張るです。私は日本に来て以来、色々なことを頑張りました。皆さんも、頑張ったと思います。頑張ると、何でもできると思います。皆さんもそう思ったことがありますか。
 私は日本へ来てから、大変でした。アルバイト先で上司に何か言われても、何と言っているのか、意味はわかりましたが、日本語で返事することができませんでした。日本に来て、私は自分の気持ちを強く持って、どんな困難にも負けずアルバイトも勉強も頑張りました。毎日漢字や文法のテストもあったし、アルバイトにも行かなければならないので大変でしたが、今まで一度も学校を休んだことがありません。学校の先生は優しいし、たくさんのことを教えてくれました。先生のおかげで少しだけ日本語が放せるようになりました。
 私のようにどんな困難があっても周りの人に何か言われても落ち込まないで頑張る気持ちを忘れないでください。毎日の生活を楽しんでください。




卒業発表 「自分を表す漢字・ことば」 3/14

この春卒業したクラスの学生が「自分を表す漢字・ことば」というテーマでスピーチ発表を行いました。
3人目のスピーチです。

「糸」 〈フォナシェルさん〉
 皆さん、こんにちは。この学校に入学して、勉強できて幸せでしたか。私は幸せでした。でも、それだけじゃなくて、私はこの学校で素敵な友達に巡り合いました。同じ目的を持っているので、一緒に過ごした留学生活は楽しかったです。JLPTの勉強は友達と一緒に支え合いながら、勉強しました。何か困ったことがあったら、友達がいれば大丈夫ですね。
 私は友達と繋がるということを表現したくて、「糸」という漢字を選びました。卒業後、私たちはそれぞれ違う場所へ行ってしまいます。私たちの糸は切れると思いますか。クラスメイトは「大丈夫。どこへ行っても、離れても、私たちの関係は変わらないよ。」と言いました。私はその時、私たちは強くて太い糸で結ばれているんだと感じました。でも、そうは言っても離れるのは寂しいです。
 みなさんもこんなことがあったら寂しいですよね。でも、心配しないでください。皆さんも自分たちが持っている糸を大切にしたら、私たちの関係は壊れません。




卒業発表 「自分を表す漢字・ことば」 2/14

この春卒業したクラスの学生が「自分を表す漢字・ことば」というテーマでスピーチ発表を行いました。
2人目のスピーチです。

「健康」 〈ニルさん〉
私が選んだ言葉は「健康」です。皆さん、この漢字を知っていますか。もちろん、知っていると思います。皆さんは健康について考えたことがありますか。
 私は2年前、初めて日本に来ました。日本に来てから、大変なことがたくさんありました。初めての一人暮らしで、毎日料理をしたり、勉強もアルバイトも大変でした。そんなとき、家族を思い出して、もう国へ帰ろうかなと考えたときもありました。
 でも、一回も休まないで頑張りました。毎日学校で友達と日本語を話しました。アルバイト先の先輩とも日本語を話して、だんだん日本語がわかるようになりました。
 私にとって健康を考える一番大きな出来事が起きました。去年大雪が降ったとき、自転車でアルバイトに行く途中、滑って転んでしまいました。その時は痛くてもアルバイトに行きました。足がどんどん痛くなって毎日の生活がとても大変でした。その時、自分の体が一番大事だと思いました。健康じゃないと、仕事や勉強や遊びも全力でできません。だから、私はこの「健康」という言葉を選びました。
 健康でいるために大切なことはゆっくり休んで、食事のバランスをしっかりとり、毎日運動して、ストレスをためないことだと思います。皆さんも毎日忙しいとき、自分の健康を考えみてください。




卒業発表 「自分を表す漢字・ことば」 1/14


この春卒業したクラスの学生が「自分を表す漢字・ことば」というテーマでスピーチ発表を行いました。学生たちのスピーチを一つずつ紹介したいと思います。
初回はこちら。

「諦めない」 〈ナドゥニさん〉
皆さんは諦めたことがありますか。考えてみてください。人生で問題に直面したとき、どうしますか。
 私は日本に留学するために来ました。子どもの頃から、私は目が悪いので、勉強するのはとても大変でした。先生が教室で教えてくれたことをスマホで写真を撮って、字を拡大して見ています。初めは、クラスメイトの前で写真を撮るのはあまり気が進まなかったです。去年、目の病気を患い、入院することになりました。その時は、右目が全然見えなかったので、とても怖かったです。また、元気になったら頑張りたいと思いました。時々、スリランカへ帰りたいと思った日もありました。泣いた日もありました。でも、卒業して日本で仕事をするまで「諦めない」という気持ちで頑張り続けました。
 私みたいに皆さんも問題に立ち向かって決して夢を諦めないでください。








作文発表 『好きな日本語』 18/18

中級クラスの学生が『好きな日本語』というテーマで作文を書きました。
18作品目の紹介です。

 「木漏れ日」<リエナさん>

 私は日本語の「木漏れ日」という言葉が好きです。
 ある日、子供の習い事の迎えの車の中で、テレビで放送されていた俳句の番組を見ました。その番組で知った言葉のおかげで、お家であったことが思い浮かび、一人でニッコリと笑顔になりました。
 「木漏れ日」の意味は、「森林などの木立から太陽の日差しが漏れる光景」のことで、英語・韓国語共に翻訳できない言葉のようです。
 コロナ禍、家で過ごす時間が多くなり、庭木の手入れをしたことがきっかけで、ある経験をしました。庭に200年近くになる柿の木が3本あるんですが、手入れの作業の間、一休み中感じた何とも言えない雰囲気!自然が、いや、神さまがくれた贈り物のように感動しました。それが俳句の番組で知った「木漏れ日」でした。
 今回、作文を書く機会に自分の国の言葉を調べてみて、「ユンスル」という言葉を知りました。「太陽や月の明かりが水面に反射するキラキラした光景」でしたが、あまり知る人はいません。「木漏れ日」に当てはまる言葉はないけれど、似たようなものはあり、うれしかったです。
 私は、日本の言葉は「木漏れ日」のように人を優しく包んでくれると思います。あとあと考えれば「あ~あの時、こういう意味だったんだね!」と、恥ずかしくて、一人で顔が赤くなったりシワシワになったりしますが…。言葉の変化も現在も生きている文化だと思います。多少、変化もありますが、それも時代ですよね!





作文発表 『好きな日本語』 17/18

中級クラスの学生が『好きな日本語』というテーマで作文を書きました。
17作品目の紹介です。

 「長嘯を成さずして但だ噑ゆるを成す」<ミサキさん>

 私が好きな日本の言葉は、『山月記』の「不成長嘯但成噑(長嘯(ちょうしょう)を成さずして但だ噑(ほ)ゆるを成す)」です。

偶因狂疾成殊類、災患相仍不可逃。
(偶(たまたま)狂疾(きょうしつ)に因(よ)りて殊(しゅ)類(るい)と成(な)り、災患(さいかん)相(あい)仍(よ)りて逃(のが)るべからず)
今日爪牙誰敢敵、当時声跡共相高
(今日(こんにち)の爪牙(そうが)誰か敢(あ)えて敵(てき)せん、当時(とうじ)声(せい)跡(せき)共(とも)に相高(あいたか)し)
我為異物蓬茅下、君已乗軺気勢豪
(我(われ)は異物(いぶつ)と為(な)る蓬(ほう)茅(ぼう)の下(もと)、君(きみ)は已(すで)に軺(よう)に乗(の)りて気勢(きせい)豪(ごう)なり)
此夕溪山対明月、不成長嘯但成噑
(此(こ)の夕(ゆう)べ溪(けい)山(ざん)明月(めいげつ)に対(たい)す、長嘯(ちょうしょう)を成(な)さずして但(た)だ噑(ほ)ゆるを成(な)す)

 この小説は、日本の詩人「中島敦」が、中国唐代の詩人「李征」の『人虎伝』という小説を改作したものです。この詩は、私が高校3年生のときに国語の授業で習ったものです。特に印象に残っているので、よく覚えています。
大好きなのは、最後の2つの詩「此夕溪山対明月、不成長嘯但成噑」です。詩人は自分の境遇を描くことで、自分の困惑、無力、失望を表現しました。このとき吠えた声と絶望は、運命がどうにもならない気持ちを示しています。
李征(中国の詩人)の自己評価に関する自尊心と羞恥心の部分とは関係なく、中島敦(日本の詩人)の自尊心と羞恥心の氾濫の際に客観的な現実に対する理解と度量をどのように増やすかにあります。
 私には、この詩の強烈でイメージ的な表現は、心が痛く、共感しやすいです。運命への自嘲、昔の輝きへの懐かしさと喪失感が感じられました。もしみなさんも興味があったら、この『山月記』という小説を読んでみてください。いい文章ですよ。



作文発表 『好きな日本語』 16/18

中級クラスの学生が『好きな日本語』というテーマで作文を書きました。
16作品目の紹介です。

 「幸せかどうかは、自分次第である」<ペイさん>

 私が好きな日本の言葉は「幸せかどうかは、自分次第である」です。
 私は中学生の時、学校の図書館の一冊の本の中で、この言葉を見つけました。日本では友達同士の会話でよく使われます。
 この世界で多くの人はいつも幸せを追求しています。しかし、気づけていなかったが、現在の生活はもう十分いいです。また、多くの人はいつも他人の見方を重視しすぎて、自分の正常な生活に影響を受けています。自分の幸せを理解するには、自分の手に幸せを握らなければなりません。もし自分が自分を認めないなら、どうして幸せな生活ができるのか?時には、幸せは簡単です。誰でも自分の趣味があります。自分の趣味に関することをたくさんすれば楽しいです。
 私はこの言葉がとても好きです。この言葉は、私に幸せは自分で勝ち取るものだと教えてくれました。




作文発表 『好きな日本語』 15/18

中級クラスの学生が『好きな日本語』というテーマで作文を書きました。
15作品目の紹介です。

 「千里の道も一歩から」<ブマさん>

私が好きな日本の言葉は「千里の道も一歩から」です。
 人間の人生では、誰もが何かに対して自分の夢と情熱を持っています。その夢と情熱の道のりは長いから、最初の一歩から始めて、一歩ずつ進んでいって、大事を為すのにも小事を積み重ねることによって至るといいます。だから、最初の一歩を踏み出すことを恐れないでください。それは全ての中で最も重要なステップですから。「千里の道も一歩から」は私の好きな言葉です。




作文発表 『好きな日本語』 14/18

中級クラスの学生が『好きな日本語』というテーマで作文を書きました。
14作品目の紹介です。

 「諸行無常」<ハクさん>

 私が好きな日本の言葉は、平家物語の冒頭部分です。
 
 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。
奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵におなじ」

 アニメを見たことがきっかけで、好奇心を持って原文を探してみました。これは「平家物語」の冒頭の詩です。意味は、人間の栄華や権力などがいかに儚く無常の中にあるかを強調しています。これが好きな理由は簡単で、今の生活はテンポが速くて、心安らかな浄土を求める気にもなれず、毎日悩んだり、お金に支配されたりして、泥沼にはまり、何年も何年も生きているからです。この詩を読んだら、気持ちがよくなりました。人生は夢のようなものです。そして、全ての困難を乗り越えます。この詩は太陽のように明るくて、柔らかくて、私の心を温かくしてくれます。
 このように、言葉や文化は違っても、同じ人生を生きてきたのだから、今を大切に、今を生きることは、みなさんにとっても幸せなことだと思います。つらいことは忘れましょう。楽しいことは記憶に残しましょう。




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