作文発表 『好きな日本語』 14/18
作文発表 『好きな日本語』 14/18
中級クラスの学生が『好きな日本語』というテーマで作文を書きました。
14作品目の紹介です。
「諸行無常」<ハクさん>
私が好きな日本の言葉は、平家物語の冒頭部分です。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。
奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵におなじ」
アニメを見たことがきっかけで、好奇心を持って原文を探してみました。これは「平家物語」の冒頭の詩です。意味は、人間の栄華や権力などがいかに儚く無常の中にあるかを強調しています。これが好きな理由は簡単で、今の生活はテンポが速くて、心安らかな浄土を求める気にもなれず、毎日悩んだり、お金に支配されたりして、泥沼にはまり、何年も何年も生きているからです。この詩を読んだら、気持ちがよくなりました。人生は夢のようなものです。そして、全ての困難を乗り越えます。この詩は太陽のように明るくて、柔らかくて、私の心を温かくしてくれます。
このように、言葉や文化は違っても、同じ人生を生きてきたのだから、今を大切に、今を生きることは、みなさんにとっても幸せなことだと思います。つらいことは忘れましょう。楽しいことは記憶に残しましょう。